デジカメレポート( 2003/05/30 )ベルボン ネオ・カルマーニュ530 インプレッション


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ベルボン ネオ・カルマーニュ530 インプレッション


10数年ぶりに写真をいじり始めて、なにに驚いたって
用品の進歩というか、変遷にもびっくりしました。
特に驚いたのが三脚。
昔は重けりゃ重いほどOKみたいな感覚が
あったんですが、さすがに昔のようにはいかない
体になってしまったので、小さいので我慢するか
と思っていたら.....

素材革命っていうんでしょうかね。
カーボン三脚なんて言うのが出てて、
これが軽い!!

一も二も無く各社のカーボン三脚を調べました。

で、選んだのがコレ。
ローアングルもOK。
なにより激軽!!

ありがたい世の中です。

スペック

Neo Carmagneシリーズは、中型から大型までの全8種類。
その豊富なラインナップですべてのカメラマンの要求に応えます。
超望遠レンズ、中・大判カメラを余裕で支えるシリーズ最大の830。
安定性が重要なスタジオ撮影から、機動性を求めるアウトフィールドまで
4段タイプの840とともに、その万能性であらゆる撮影シーンに対応します。
730と740はエレベーターを省略し、より軽量化を図った大型三脚。
3段タイプの730、4段タイプの740。フィールドシーンにぴったりです。
3段の630と4段の640は、雲台を含めて2kg強の重量ながら
重たい大口径望遠レンズや中版カメラの使用にも耐える中型三脚。
2kgを切る弟分の530と540は一眼レフカメラに適しています。
どちらも高性能と極限の機動性を併せ持ち、山岳写真や取材を伴う撮影など
携行機材に制限がある場合に最適。体力に不安のある方にもおすすめです。

マグネシウム雲台PH-250Bを標準装備した軽量カーボン3段三脚。
可変石突・ヒートンも標準装備となりました。

全高
170cm
エレベータ
37.8cm
センターコラム
最低高
フルローポジション
27.3cm
縮長
65.5cm
脚径
25mm
3段
Inner Jut Pipe
ナットロック
質量
1.9kg

希望小売価格(税別)¥62,000
雲台付属
・専用ケース、ストーンバッグ、ヒートン付属
セミオートラチェット式開脚機構 Inner Jut Pipe

トリプルスリーブ

発泡ゴムグリップ
開脚角度が自動的に標準
位置に戻るセミオートラチェット式を採用。フル開脚の設定は、開脚調整ノブを上部に固定するところまで引き上げてから足を開きます。セミ開脚、標準開脚は脚を閉じて設定します。
脚パイプ内部の凸状レールによりパイプが空回りせず、どの段からでも快適に「ゆるめる・しめる」が可能となりました。(PAT.P.)



脚固定用スリーブが3ピース構造になっており、下段の脚を2点で確実に固定します。従って間接部分でのガタつきが発生しません。
(PAT.P.)


寒冷地で威力を発揮するスポンジグリップは、経年変化にも十分耐えられる発泡ゴム製です。一号脚全体をカバーし、脚パイプの保護にもなります。


可変石突

ストーンバッグ
ヒートン
(630,640,530,540のみ)
地面の状況によりゴム石突とスパイク石突を選択して使用できます。800,700シリーズは、先端にさびにくいステンレスチップを採用しました。
ネオ・カルマーニュには新開発のストーンバッグを採用。三脚への取り付け・取り外しはワンタッチで快適です。
ストーンバッグが使用できない場合は、カメラバッグ等を下げて三脚を安定させます。この場合バッグのベルトを短くしてください。風などでバッグが振られるとブレの原因となりますのので注意が必要です。

良い所、悪い所

使ってみて解る事も有ります。
もっとも特徴的と思われる部分を上げてみます。

良い所
・軽い。もうこれだけで百難隠しちゃいます。
・脚の構造が良く出来てます。Inner just Pipe
というメカらしいですが、ここが"ネオ"たる所以なのです。
従来のカルマーニュは、脚がロックネジとともに回ってしまうタイプでした。

悪い所
・標準の雲台は使いにくいです。
交換の予定。
・エレベータクランプが無いので、使いにくい。
ただし、エレベータを伸ばすと、屋外ではぶれやすくなる
ので、ほとんど使ってません。


総括

雲台、こんなに使いにくいとは夢にも思わず.....
こんな雲台だったら、雲台無しで良かったなぁ....
脚は素晴らしいです。
私程度の用途には充分。
軽いのがなにより....


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