Reports( 2005/06/25 )ダイアモンド・プリンセス アラスカインサイドパッセージクルーズ乗船レポート 05/27


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ダイアモンド・プリンセス
アラスカインサイドパッセージクルーズ
乗船レポート by "ととろ"さん

2005/05/27 ビクトリア


最後の寄港地はビクトリア。
国境を越えて少しだけカナダに入るわけだ。
昨夜時間を1時間進める。
そういえば、1時間遅らせた人がいたなあ。
集合時間に「あれ?いつも早く来る方が来ない」。
これまた旅のハプニング。
私などエレベーターの方角間違える事始終。
部屋の方角も一つ間違うと長い長い廊下をわっせわっせと戻らなくてならない。
絨毯のヘリが赤い方が自分の部屋のあるところと覚えた頃には下船の日が近づいていたという始末。
この最後の日ととろさんの旅はまたずっこける。
船長アナウンス『片方のエンジン不調のため、ビクトリア入港が遅れます』
何?
じゃあ、憧れの『ブッチャート・ガーデン』でお茶するツアーの予定は?
ハイ、中止と相成りました。
6月からは夜間もライトアップしているんですがねえとコンダクター。
今まだ5月末だあ!

 操舵室見学と下船についての説明会。
操舵室見学は一般向け乗客には現在行っていないけど、
日本人ツアー客は特別に許可が出たとのコンダクターからの説明。
この方まだ花の独身、クルーズ専門でこの船に2ヶ月乗船していると言う。
きびきびと今風スリムなスタイル。
若い女性がこういうところでも活躍しているんだなと”女性時代”を再認識する。
操舵室はなにやらコンピューター様の機械が並び整然と美しい。
クルーは4人。格好良い制服姿でニコニコ応対。
女性のクルーも。
広いガラス張りの前方に広がる海。
ここで何と鯨また目撃!
やったあ!

二組の親しくなったご夫婦とお昼を共にする。
(夜は予約が取れず)
それまではツアー(食事つき)でのレストランで(料理は自由にその都度選べる)食べたので、
最後の日ぐらいはとテーブルチャージはいるが『サバテイーニ』というイタリアンレストランへ。
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このレストランは早めに予約した方がいい。
乗客が多人数なので、劇場などのショーも然り。
全てちょっと早めに行かないと、満員になる。
駄目なら他で楽しむことは出来ても。
お目当てのものがあるときは敏速に。
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お喋りとワインを楽しみながらもゆっくりした食事は最高。
前菜を何種類も取り分けて少しずつお皿に盛ってくれるのが日本人には嬉しい
(どうしてもいつも量が多すぎて)。
味もよかった。
夫は地ビール『アラスカ』(日本のビールより濃茶色だ)が気に入っている。
前夜は蟹・今日は海老をメーンに選ぶ。
身がぷりぷりしていて美味しい。ムール貝も美味。

サア、最後の寄港地『ビクトリア』到着時刻が遅れて9時近くになる。


コンダクターは『9時には店が閉まるから』と話したが、
折角の機会、せめて片足だけでも降りてみようかと皆で。
国境を越えて(そうなんだここはカナダ)夜のビクトリアの街へ。
バス何台かでピストン運転。(2階建てバス)
14,5分乗ればヨットハーバーを左手に見る海沿いの町へ。
チリ一つ落ちていない、整然と美しい町並み。
まだ、大きなお土産専門店やアイスクリームやサンなどがかなりあいており、
夜の街をそぞろ歩く。
前に来たことのあるNさんに案内されて、
孫への土産を買うやら、大道芸人の楽しげな演奏に足をとめるやら。

 今までのアラスカの町はかって金鉱で栄えはしたが、
もともと漁や森林業でのカントリー。
現在は大型客船の観光客相手のあれこれで生計を求めているような、
いわば過疎に近い状況で、
私にはちょっと哀しい想いも感じさせた寄港地であった。
がここはかって訪れたカナダの都市と同じように、
芝生や花の手入れが実に美しく、美観の町であった。
何処かでほっとする気持を感じたのは日本と言う先進国に生きる私達だからだろうか。
 いよいよ別れも近いという高揚した気持もあって、
みな子供のようにはしゃいで暮れなずむ異国の抒情を楽しんでいた。


大道芸人
観光用馬車
日本人向けか、こんな人力車も

おまけ

ビクトリアでのOosterdam。

ダイアモンドプリンセスとツーショット。


日付 寄港地
2005/05/21 シアトル
2005/05/22 インサイドパッセージ
2005/05/23 ジュノー
2005/05/24 スキャグウェイ
2005/05/25 トレーシーアーム
2005/05/26 ケチカン
2005/05/27 ビクトリア
2005/05/28 シアトル

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